
プエラリアミリフィカには、大豆イソフラボンに比べ、40倍以上の効果が期待できる強力なエストロゲン様作用があるイソフラボンがあることで、エストロゲンの作用を肩代わりし、バストアップやアンチエイジングといった嬉しい効果をくれます。
そして、そうするとともに、エストロゲン作用が強くなりすぎたら、逆にそれを抑えるような調整機能があるのです。
そのため、この植物性エストロゲンと呼ばれるプエラリアミリフィカの成分はエストロゲンそのものよりも安全性が高いものであるとして、非常に注目されているのです。
更年期障害の治療法として一般的なホルモン補充療法でも、エストロゲンを使用せず、イソフラボンなどの植物性エストロゲンを利用するという医院も増えてきています。
さて、エストロゲンの構造と形が似ているということでエストロゲン様作用が可能になっている植物性エストロゲンであるイソフラボンですが、その作用自体は、エストロゲンそのものほど強くありません。
そのため、乳がんを始めとする性ホルモン依存性の腫瘍の発生を抑制することが出来るというのです。
これは、日本人がイソフラボンが多く含まれる大豆食品を多く摂取することで乳がん発生率が先進国の中でも低いことから注目され、判明したことです。
そのメカニズムとしては、まず乳がん、そして男性の性ホルモン依存性がんである前立腺がん細胞が増殖するときには、これらのがん細胞が持っている性ホルモンの受容器に性ホルモンが結合することが重要な段階となっています。
しかし、ここでエストロゲンに似ている構造を持つ植物性エストロゲンであるイソフラボンが豊富に体の中に存在すると優先的にがん細胞の受容器にイソフラボンが結合し、その結果、がん細胞を増殖させる段階が阻害され、その結果乳がんや前立腺がんなどの発生率が抑制されるのです。
ただし、量を取れば効果が得られるというわけではないので、きちんと摂取量は守りましょう。