
実は以前から欧米諸国の研究者の間では、日本人の癌、特に乳がんを原因とする死亡率の少なさというのは注目されていることでした。
それは、日本人の食生活に要因があるのではないかと多くの注目を浴びているのです。
乳がん、そして男性では前立腺がんというのは、ホルモン依存性のがんとも言われ、私たちの体の中で性ホルモンが多くなりすぎることで起きるのです。
そしてその増えすぎた性ホルモンを調整する食べ物として、大豆類が上げられるのです。
和食において語らずと言っていいほど含まれる大豆。
お味噌や醤油などの調味料も多くあることから、私たちはいまでも大豆の摂取量が30年ほど前と殆ど変わらないそうです。
大きく変化したと言われる日本の食生活ですが、それでも変わらないというのは、本当に大豆が食生活に根付いているということなのですね。
そして、その大豆摂取が私たち日本人の乳がん発症率が少ないという原因のではないかと言われているのです。
大豆中に含まれるファイトケミカルであるイソフラボンには、植物性エストロゲンとして加齢などによって量が減ってしまったエストロゲンの働きをサポートする他、増えすぎたエストロゲンを抑えるようにも働く、ホルモンの調整役を担っているのです。
エストロゲンと化学構造が似ていることからこのような作用が期待出来るイソフラボンですが、このイソフラボンは、実際のエストロゲンほど作用が強くありません。
そのため、性ホルモン依存性のがんの発生を抑える作用があるというのです。
作用としては、イソフラボンが体内にある事によってがん細胞のレセプターに優先的に結合することによって、実際に作用を起こす性ホルモンが癌細胞と結合し、増殖させてしまう事を防ぐのです。
そんなイソフラボンをより効果的に摂取するのにオススメなのがプエラリアミリフィカです。
これは、大豆イソフラボンの40倍以上のイソフラボンがあることから、より効果的にがん対策が期待できます。
サプリメントなどを通して、日常生活の中でプエラリアミリフィカの摂取がオススメです。